今回は、「表面加工」について解説します。
【このシリーズの特徴】
機械保全2級の資格を目指す方、 または実機械について学びたい方に向けて、 役立つポイントをシリーズ化して発信してます。 また、保全は実体験に基づいています。
■ライニング
定着可能な物体を､ 比較的厚く覆う表面処理のことです。 効果としては、耐食、耐酸、耐摩耗などがあります。 スマイルの職場では、 糊とかインキとか付着して掃除が大変! というニーズに合わせて、 テフロン加工をよくしてました。 割と、 お高いのですがね!
■酸洗い
強酸に、ステンレス (SUS) などの鋼材を漬け込むことで、表面に付着している酸化被膜や錆などを洗浄・除去します。 (不純物の除去、下地処理、耐食性の向上)
■黒染め
苛性ソーダを多く溶解させたアルカリ溶液に鉄をいれ、加熱することで表面処理を行います。 表面に、 酸化による黒さび (四酸化三鉄) が生じます。 効果としては、 防塵性であり､寸法変化小さいの特徴です。
■クロムメッキ
装飾用と工業用があります。 工業用は、 やっぱり硬質クロムが代表的ですね。 スマイル の経験では、ロールにクルムメッキすることは多かったです。滑り性も向上します。
厚みや用途にもよりますが、 たぶん10倍ぐらいの耐摩耗性向上効果はありますね。 勿論、超高価でしたよ。
めっき方法は、無水クロム酸等の液中に鉄を浸し、電流メッキします。
以上、お疲れ様でした。
次回 5回目は、 「密封装置」について解説していこうと思います
#機械 #保全 #資格 #機械保全2級 #表面加工
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